治療で回復したお口の健康を、いつまでも保つためには、
- 毎日のきちんとした歯ミガキと規則正しい生活習慣(セルフケア)
- 専門家による定期的なチェックとサポート(プロフェッショナルケア)
の両方が必要です。
歯石について
歯石とは、プラークが石灰化し固まったものです。歯石は清掃しにくい部分に沈着しやすい上に、表面がザラザラしているため細菌のかたまりであるプラークが付着しやすいので、歯石が沈着していると虫歯や歯周病のリスクが高くなります。 歯石は、プラークの付着後4~8時間で石灰化が始まり、約50%が2日間、60~90%が12~14日で石灰化されます。つまり、個人差はありますが約2日で歯石は形成されます。
歯石の分類
歯石は沈着場所によって歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石の2種類に分類されます。
歯肉縁上歯石
- 歯肉縁より上の部分に沈着した歯石
- 白色または黄白色
- 外から見える部分に沈着しているので肉眼で確認できる
歯肉縁下歯石
- 歯周ポケット内の歯根部分に沈着した歯石
- 黒褐色でとても硬い
- 縁上歯石と比較して沈着する速度は遅いものの、 歯面への固着力が強い
縁下歯石が溜まると、プラークが付着しやすくなるので、更に縁下歯石が溜まり、歯周ポケットもどんどん深くなります。深くなった歯周ポケット内のたくさんの細菌は、歯肉に炎症を起こすだけでなく、やがては歯を支える大事な土台である歯槽骨まで溶かしてしまいます。
定期健診でおこなうこと
どんなに頑張ってもご自身では取り除けないプラーク(細菌)があります
むし歯も歯周病も再発しやすく、自覚症状が出る頃にはかなり進行しています。定期健診では病気の予防・早期発見が可能です。
悪くなってからの治療ではなく、健康な状態を保つためのメインテナンスを始めましょう。
たきした歯科医院では担当医・担当歯科衛生士が、定期健診であなたのお口の健康をサポートいたします。