たきした歯科医院でのお子様向けフッ素塗布フッ素を歯に塗ることはお子さんの虫歯予防に効果的な対策の一つなのですが、たきした歯科医院では「一回フッ素を塗るだけ」では、虫歯予防効果は期待されるほど十分ではないと考えています。「定期的なフッ素塗布」と「歯磨きの仕方」「おやつの食べ方」、そして「定期健診」がセットになって初めて虫歯予防に有効だと考えています。

もうすぐ夏休み!というこの時期、お子さんを歯医者に、という方も多いかと思います。そこで今回は、最近増えている「お子さんの歯にフッ素を塗りたい」という方に向けて少し書いてみたいと思います。

たきした歯科医院では、虫歯や歯周病の予防、定期健診に力を入れているのですが、その一環としてフッ素塗布も虫歯予防には大切なことだと考えています。

フッ素とおやつ、歯磨きの関係

たきした歯科医院での虫歯予防、歯磨き指導そもそもなぜ歯にフッ素を塗るのか?ですが、簡単に言うと、主にお子さんの場合、乳歯や生えたばかりの永久歯にフッ素を塗ることによって、歯が強くなり、虫歯になりにくくなる効果があるためです。(成人の方でもフッ素塗布が有効なケースはあるのですが、今回は主にお子さんについて考えていきます)

「フッ素塗布」と一言で言っても、その全体的な考え方、やり方は色々なのですが、当院では「ただフッ素を塗るだけ」では「虫歯予防の効果は十分ではない」と考えています。現に、「ただフッ素を塗っていただけ」で虫歯ができているお子さんはいらっしゃいます。

 では、フッ素を塗った上で何をすればいいのでしょうか?実は虫歯には、飲食習慣(おやつの食べ方)や、歯磨きの仕方が大きく影響します。

「歯磨きの仕方」や「おやつの食べ方」が大切と言っても「うちの子はおやつが大好きで…」「歯磨きが嫌いで…」と心配の方もいらっしゃると思います。しかし、実際当院でおやつ指導や、歯ブラシ指導をを受けたお子さんが、自分の意志で歯に悪いアメを食べなくなったり、仕上げ磨きを自分からせがんだり、と劇的に変わるケースを何度も目撃しています。

 虫歯予防の効果を最大限にしたい!との思いから、たきした歯科医院では「一回だけフッ素を塗って終わり」ではなく、ある程度長期的で効果も十分期待できる虫歯予防をおすすめしています。

たきした歯科医院での虫歯予防の実際

お子さんへの絵本を使った説明

大人でも歯医者は苦手という方はたくさんいらっしゃいます。ましてや小さなお子さんの場合、いきなり慣れない歯医者で歯の治療や処置をすることは、大人以上に大変なストレスになります。

親子で楽しく虫歯予防ができるように、当院では歯医者自体に慣れていただきながら、初診を含めて3回の通院を基本に実施しています。その3回の通院では、

  • 虫歯や歯並びの検査
  • 飲食習慣(おやつ)指導
  • 歯磨き指導
  • フッ素塗布

を行います。

フッ素は一度塗ればずっと効果があるわけではありません。その後、基本的に3カ月に1回、歯の健診を兼ねたフッ素塗布を継続的に行っていくことが、お子さんの虫歯予防にはベストだと考えています。

虫歯予防での通院:一回目、二回目、三回目、そしてその後

初診時

  • お子さんに歯医者を「楽しいところだ」と思ってもらえるよう、おもちゃで遊んだり、3歳以上のお子さんには、ぬいぐるみや絵本を使って虫歯についてのお話をします。
  • 保護者の方に、虫歯ができるメカニズムと、予防の仕方をご説明します。
  • 虫歯がないか、かみ合わせに異常がないかお口の中の検査をします。(保健所や幼稚園などの集団健診では初期虫歯は見つからないこともあります)

2回目の来院時

  • 年齢に合わせて虫歯になりにくい上手なおやつの食べ方についてご説明します。3歳以上のお子さんには、本人にもおやつ指導を行います。
  • 歯磨き指導を行います。イヤイヤで歯磨きができない場合は、まず歯磨きの練習の仕方からお伝えします。押さえつけて無理やり磨いても毎日大変なだけで十分に磨けません。歯磨きを毎日楽しめるような習慣づくりを心がけましょう。
  • プラーク(歯垢 = 虫歯菌の塊)が赤く染まるシロップを使って、実際にどのくらい磨き残しがあるのかを一緒に見ます。未就学児は保護者の方への仕上げ磨き指導、小学生以上は本人へ歯磨き指導を行います。

3回目の来院時

  • 特に虫歯のできやすい歯と歯の間の虫歯菌は、歯ブラシでは取れません。歯並びに合わせて、デンタルフロスの使用が必要な場合は、その使い方を練習します。
  • ご家庭で手軽に利用できる歯磨き粉やジェル、洗口剤などフッ素は歯科医院で塗る以外にも、ご家庭で手軽に利用できる歯磨き粉やジェル、洗口剤などがあります(当院でも販売しています)。フッ素の働きについてのご説明とともに、お子さんの年齢や、個々のリスクに合わせて、フッ素の上手な利用法についてお伝えし、フッ素塗布を行います。

その後、3カ月に一回の健診

フッ素は一度塗っただけで永久に効果があるわけではありません。基本的に3カ月ごとに、健診を兼ねたフッ素塗布を行います。また、フッ素以外の虫歯予防処置(シーラントなど)も行っています。ご希望の方には歯の健診の記録(デンタルノート)もお作りしますので、お気軽にご相談ください。

無理やりではなく、楽しく効果的な虫歯予防を

お子さんに歯磨きの大切さを伝えるためのぬいぐるみ

虫歯は一度できてしまったら、悪いところを削りとって埋める処置が必要です。しかし、そもそも虫歯になってしまった原因を取り除かないと、また虫歯になってしまいます。

大人でも、麻酔をしたり、歯を削ることは大きなストレスです。当院ではお子さんが、できるだけつらい思いをしなくて済むよう、病院の雰囲気や歯科の道具に慣れていただいてから治療を進めるようにしています。(応急処置が必要な場合は除きます)

お子さんの年齢や恐怖心の強さに合わせて、初診を含めて2~3回、まずは再び虫歯にならないための飲食習慣(おやつ)や歯磨きの仕方についてお伝えしながら、治療に必要な音や水が出る器械に慣れていただけるよう、治療の練習を行います。

お口の中もきれいになり、最初は大泣きしてしまうお子さんでも、上手に治療を受ける準備になります。当院の小児歯科では、応急処置が必要な場合を除き、初診時にいきなり麻酔をしたり、歯を削ることはありませんので、保護者の方はあまり心配なさらず、お子さんをなるべく緊張させずに、お気軽にご来院ください。